チュンセとポウセ
天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星がみえます。
あれはチュンセ童子とポウセ童子という、ふたごのお星さまの住んでいる小さな水晶のお宮です。
このすきとおる二つのお宮は、まっすぐに向かい合っています。
夜はふたりとも、きちんとお宮に還って、きちんとすわり、
空の星めぐりの歌に合わせて、ひとばん銀笛を吹くのです。
それがこのふたごのお星さまの役目でした。
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天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星がみえます。
