【繭の中で】
繭をつむげ
その中で眠れ
ここは光りの繭
漆黒の闇もまた光り
「時満ちて繭をやぶれ 額にしるしのある者ども」
伝えられた言葉が響く・・・・
いいえ、、わたしにしるしはない
額のしるしは選ばれし者のため
繭をやぶるは彼らのみ
漆黒の闇の中で
息の音を聞け
漆黒の光りの中で
祈りの声を聞け
誰にでも繭はあり
誰にでもしるしはある
音のない闇におまえの祈りが届く
光りのくちづけに
おまえのひたいは輝き
時は満ちる
繭がほどかれ光りの時は始まる
おまえにそれを見る時が来る
今つむげ
光りの繭を
誰にでも祈りはあり
誰にでも光りはある
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「詩」など書くほうでないのですが、
浮ぶまま書いた「詩のようなも」のです。
「孵化」「羽化」と同じイメージです。
高校の頃、愛読していたヘッセの「デミアン」が
重なると思います。
詩人こばやしさんの詩【繭】に
触発されて書きました。
（【繭】はKabo's HomePageに）