１.魔術師

創始、創造的な力

まわりに飛んでいる物は、宇宙を構成する四大元素（カバラでの）の
「火、水、空気（風）、地」をそれぞれあらわしています。
杖=火　水=聖杯　剣=風　ペンタクル＝地
この「魔術師」は、スピリチュアルなパワーを発揮して、
天のエネルギーを地におろし、物事に変化をもたらす人のイメージです。
1のカードであり、すべての創始のカードでもありますね。

卓上の蛇は自分の尾をのみこむ『ウロボロスの蛇』で
魔術師のカードではベルトになっていることが多いです。
『ウロボロスの蛇』は、 宇宙に存在する物質すべてがひとつながりであることを
示していて、無限も意味します。
宇宙の無限のなかに、未来をみとおす水晶球をおいているのでした。

TAROT

Bさん投稿[2002/4/25]
ゆりとばらはどういう意味があるのでしょうか。これもみけさんの新しい意匠なのかな。

白ゆりと赤ばらは、ライダー版にあり、他の番号でもでているんですよ。（法王）
ヨーロッパでは象徴としてよくありますね。 キリスト教絵画にも意味をもってよく使われる花です。
ここでは、人間の「理念」と「叡智」を表していて、純粋な心などもあらわしています。

いぜんから、寓意画やそれを読み取る図象学は好きだったんですが タロットは、そういう意味でおもしろいですね。 　なかにある物を読みとりながらつないでいくとトンデモになっていったり、正統派占い師さんには怒られかねないでしょうけど。
タロットが発展したイタリアのルネサンス期には、錬金術がはやり、神秘思想やヘルメス哲学などがメジチ家の別 荘で研究され、ヘルメスっていえばその源流は、、その別荘メンバーにはボッテイチェルリなども加わっていて「春」やらの名作が生まれたとか、、ふふ、妄想あれこれ。とっても楽しいです♪

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