太陽神、大日如来の前に立ち、その光を大地へともたらす役割をしている女神の姿です。

＊摩利支天について＊

元々は インド出身のMarici(マリーチ)という女神で、摩利支天菩薩とも言われる。

Mariciとは原語では、太陽や月の光線を意味する。
陽炎(かげろう)、威光(いこう)、陽焔(ようえん)の意味。

陽炎を神格化した女神であるが、密教のお姿では、
猪の背なかに三日月を乗せ、顔が3つ（2つの場合もある）、手は六本または八本、それぞれに蝋燭や武器、華などをもっている。
仏像は、男神としても造られるようになった。

摩利支天を本尊として護身・隠身の法を修するを摩利支天法といい、武士の守護神として中世から信仰を集めた。

真言：オン・マリシエイ・ソワカ

功徳：護身除災・旅行安全・財福授与・開運成功・武徳守護

「縛られず、捉えられず能く敵を破る」（隠身の神通力がありその姿が見えないので

参考
Wikipedia　 摩利支天

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「密教曼陀羅」如来・菩薩・明王・天
久保田悠羅／佐藤俊之／山本剛 共著（新紀元社）から